技術支援の現場から!
2024-07-12
2024年7月2,5日
山形県新庄市にあります建設会社様で、昨年ご購入いただきました地上型レーザースキャナー GLS-2200の操作説明を弊社社員が2日間にわたって行いました。
講習内容は、現場でのスキャナーの使用方法による点群取得、データをオフィスに持ち帰り、点群合成とデータ出力方法、点群処理ソフトにインポートしての編集方法と一通りの流れを説明いたしました。
当日は多くの方にご参加いただき、一連の流れをご理解いただいたようで、
「思いのほか、点群取得やデータ作成が簡単にできた」
と皆様、手応えを感じて頂いたようです。
ICT、DXというフレーズは時として高いハードルと感じてしまう方も決して少なくありませんが、できる事から着実に始めて徐々にステップを踏んでいく事が何よりも重要であり、その過程で施工業者の皆様が安心して取り組めるよう私達も精一杯サポートさせて頂きます。
今後も、ご講習頂いたツールを安心して活用いただけるようサポート面もしっかりと努めて参ります。
in山形県新庄市
竣工検査の現場から!
2024-03-29
2024年3月29日
3月27日をもちまして、2023年度のICT活用工事をサポートしている現場の竣工検査立ち合いが無事終了いたしました。
最近は年度をまたぐ工期延長がなく、竣工検査が密集する事が多いため福島県では検査員の方から検査時の質問などもより細かく専門的なものになってきており、施工業者様からの検査立ち合い依頼が再度増加傾向にあります。無事竣工検査を終え、
「ICTをやって良かった」
とおっしゃって頂き、以後もICT取り組んでいただけることも嬉しい限りです。
少しずつですが、ICT以外の工事でも3次元測量や3次元設計データを活用した施工等を用い普段使いをされている施工業者様が増えておりますので、2024年度もモノだけでなくコトの他にお客様への充実感も提供していきたいと思います。
次は、これから始まる講習会の資料作成です。
参加頂いた皆様に聞いてよかったと少しでも感じて頂けるような情報を提供できればと思っております。
余談ですが、竣工検査時に検査員の方がICT初年度に一緒に取り組んだことのある方と似てるなぁと思っていた所、先方も同じような事を考えておられたのか、お互い顔を見合わせた時に、
「あれ?」
という感じでおりましたので名刺交換をしたところ、
「やっぱり~!!」
と。仕事を通して嬉しい再会や人とのつながりを実感できることも楽しみの一つでもあります。
DX時代ではありますが、それと併せて人とのつながりも大切にしていきたいと再認識した瞬間でした。
in福島県南会津
講習会の現場から!
2024-03-22
2024年3月7日
山形県県土整備部が掲げている建設DX推進事業に係る「ICT活用工事に関する説明会」が2月に続き県庁内で行われ、渋谷建設(株)様と弊社社員が講師として参加いたしました。
当日は主に経営者様向けの講習内容という事で、ICTを活用する事でどのような費用対効果が生まれるか、業界をより良くするためにどんな取り組みが必要になって来るか等技術講習会とは違った角度からの講習内容となっておりました。
当日は約40名の方が聴講されており、遠方よりいらっしゃった方も多く見受けられたことからICT活用への意識の高さを引き続き実感できる場でもありました。
前半の渋谷建設(株)様 柿崎部長のご説明では、ICT活用を行う上で必要なツールや内製化した場合の費用対効果、推進して行く上での社内教育等のご講演をいただきました。
「皆さん、絶対できますよ!」
という柿崎部長の力強いお言葉が特に印象に残り、施工業者皆様のお力で業界をより良くしていこう!という信念を感じました。
後半は弊社社員が講師として務めさせていただき、これから始めるに当たって使いやすいツールや仕事内容、そして工夫次第で3次元を身近に使いこなす事が出来るといったような、できる事から始めるスモールスタートの話があり、はじめの一歩を踏み出す施工業者の方でも分かりやすい構成でした。
「建設業は地域の守り手であり、日本のライフラインを支えている大切な産業である」
という締めの言葉にこの業界に携わっている事への強い矜持と業界の未来に対する強い想いを感じました。
聴講いただいた方からの質疑応答もあり、今後の取り組みを進める上で有効な情報を得られたのではないかと感じております。
まだまだ始まったばかりの建設DX推進事業ですが、施工業者の皆様が着実に一歩一歩の積み重ねを実感できる様、私達も「モノ」と「コト」の両面からご支援させていただきます。
in山形県山形市
講習会の現場から!
2024-02-19
2024年2月9日
山形県県土整備部が掲げている建設DX推進事業の一環として、施工業者様を対象とした「ICT活用工事に関する講習会」が山形県庁内で行われ、弊社社員が講師として参加いたしました。
山形県では建設業に対して新4K(給与・休暇・希望・カッコイイ)を実現していくためにDXを推進していこうという試みが去年より本格的に実施されており、県内4ブロックにて研修会を実施いたしました。
そして、山形県では「県工事のICT普及率を令和8年までに70%にする」という目標を掲げ更なる推進を目指しております。今回の講習会では、まだICTに取り組んだことのない、もしくはまだよくわからないといった施工業者様でも分かりやすい内容での講習内容でした。募集をかけてからあっという間に人数が定員に達し、予定よりも多くの皆様にご参加いただきました。ここ最近施工業者様がセミナー等に参加された理由を見てみますと、やはり建設ICTへの取り組みを意識されている方が多く見受けられ、前向きな意識の高さを強く感じるようになりました。
当日、講師を務めさせていただいた弊社社員も大変分かりやすく、時に面白おかしく説明を行い、皆様真剣な様子で聴講されておりました。皆様にとってICTに取り組むきっかけの一助となれば幸いです。
そして、「ICTを活用して良かった」と心から実感して頂けるようにこれからも発注者様、施工業者の皆様にとってより良い価値を提供できるよう今後も取り組んで参ります。
in山形県山形市
ICT活用工事現場研修会の現場から!~Part4~
2023-11-10
2023年11月9日・10日
2023年9月から行われた県内4ブロックにて開催されたICT活用工事研修会もいよいよ最終回。最後の村山地区の研修会は2日間にわたって開催されました。参加人数も過去最大規模で合計185名の方にご参加いただいており、弊社も16名、ご協力いただきましたメーカーの皆様15名の総勢31名にて対応いたしました。
初日は好天に恵まれ、過去3回の研修会での改善点や事前打ち合わせを重ねたおかげで準備から実施までとてもスムーズに進行できたと思います。
今回の研修会では、「杭ナビショベルによる床掘」「杭ナビによる水路設置」「杭ナビによる丁張設置」「3D設計CAD・点群処理ソフト・タブレット端末点群計測」を実施しました。特に「杭ナビによる丁張設置」「3D設計CAD・点群処理ソフト・タブレット端末点群計測」では参加された方が普段使用されているCADや電子野帳毎に班分けを行い、使い慣れている画面での説明を行う取り組みも行いました。これによって皆様も普段の仕事を連想しながら今後に活用できそうなイメージを膨らませる事ができ、より理解が深まったのではないかと思います。水路設置の実演なども普段であれば動画などで説明する場面が多いためイメージの中のみでの理解に留まる事も少なくないと考えられますが、実演を加える事でイメージがよりクリアに描かれたのではないでしょうか。
今回現場をご提供いただいた泰昌建設(株)様でも重機の遠隔操作やARなどの最新のシステムをご提供いただき、参加された皆様のみならず弊社社員も非常に興味を持ち、時間を見つけて説明を聞いておりました。
2日目は生憎の雨天となってしまいましたがその中でも参加された皆様は熱意をもって研修会に臨んでおられ、色々な質問をしたり杭ナビショベルを実際に稼働させて床掘の操作感覚を体験されたりと積極的に学ばれておりました。
皆様のご協力のおかげでこの4ブロックICT活用工事研修会を無事に終了する事が出来、弊社としてもこの研修会を通して大きな財産や気付きを得る事が出来たのではないかと感じております。今後もICT活用促進をはじめとしたお客様への支援を行う事で、建設業界を更に元気にできるお手伝いを続けて参ります。
in山形県山形市